考える村 考堂と語録の道

5月のような陽気の後は春の嵐、そして今日は冬の寒さに逆戻りです。
春はなかなか来ませんね。
さて今日は、「考える村」の続編です。


講堂

テラスから考堂の中に入ると、右手に広い木張りのフロアがあり色々な物が展示されています。
そして左手は…


舞花

茶房「舞花」です。
先ずはここで一休みしてから考堂を見学することにしよう。


メニュー

メニューには手作りケーキ軽食類などが書かれています。
昼食を食べて1時間くらいしか経ってないので、コーヒーだけオーダーしました。


焼き物 コーヒー

舞花にはたくさんの焼き物が展示されていて、出されてきたコーヒーの器もまるで芸術品のようです。
湧水をたてたコーヒーはマイルドで抜群の味でした。

さぁ、それでは考堂を見学してみよう。


講堂(畳)

一番奥に考堂と書かれた広い畳の和室がありました。
座禅を組んで瞑想するのに良さそうですね。


tennji.jpg

色々な木製品の展示です。
後ろの屏風には坂本龍馬先生銅像建設日史と題目が書かれていて、入交吉保氏が93歳の時の書だそうです。


司馬遼太郎

桂浜の龍馬像が満60才の還暦を迎えた昭和63年に、司馬遼太郎が龍馬に贈ったメッセージも展示されていました。
含蓄に富んだ内容なので、少し長いけど龍馬ファンの方もそうでない方もじっくり読んでみて下さいね(^^)

メッセージ
 銅像還暦  司馬 遼太郎

銅像の龍馬さん、おめでとう。
あなたは、この場所を気に入っておられるようですね。 わたしもここが大好きです。
世界中で、あなたが立つ場所はここしかないのではないかと、私はここに来るたびに思うのです。
あなたもご存知のように、銅像という芸術様式は、ヨーロッパで興って完成しました。
銅像の出来具合以上に、銅像がおかれる空間が大切なのです。 その点日本の銅像は、ほとんどが、所を得ていないのです。
昭和初年、あなたの後輩たちは、あなたを誘って、この桂浜の巌頭に案内してきました。
この地が空間として美しいだけでなく、風景そのものがあなたの精神をことごとく象徴しています。 大きく弓なりに白い線を描く桂浜の砂は、あなたの清らかさをあらわしています。
この岬は、地球の骨でできあがっているのですが、あなたの動かざる志をあらわしています。
さらに絶え間なく岸うつ波の音は、すぐれた音楽のように律動的だったあなたの精神の調べを物語るかのようです。 そしてよくいわれるように、大きくひらかれた水平線は、あなたのかぎりない大きさを、私どもに教えてくれているのです。

「遠くを見よ」

あなたの生涯は、無言に、私どもに、そのことを教えてくれました。 いまもそのことを諭すかのように、あなたは淼范たる水のかなたと、雲の色をながめているのです。
あなたをここで仰ぐとき、志半ばで斃れたあなたを、無限に悲しみます。
あなたがここではじめて立ったとき、あなたの生前を知っていた老婦人が、高知の町から一里の道を歩いてあなたのそばまできて「これは龍馬さんじゃ」とつぶやいたといいます。彼女は、まぎれもないあなたを、もう一度見たのでした。
私は三十年前、ここに来て、はじめてあなたに会ったとき、名状しがたい悲しみに襲われました。
そのときすでに、私はあなたの文章を通して、精神の肉声を知っていましただけに、そこにあなたが立ちあらわれたような思いをもちました。
「全霊をあげて、あなたの心を書く」と、そのときつぶやいたことを、私はきのうのように憶えています。
それよりすこし前、まだ中国との間に国交がひらかれていなかった時期、中国の代表団がここにきたそうですね。
十九世紀以来の中国は、ほとんど国の体をなさないほど混乱し、各国から食いあらされて、死体のようになっていました。 その中国をみずから救うには、風圧のつよい思想が必要だったのです。
自国の文明について自信のつよい中国人が、そういう借り衣で満足していたはずはないのですが、ともかくもその思想でもって、中国人は、みずからの国を滅亡から救いだしました。
ですから、この場所であなたに会ったひとびとは、そういう歴史の水と火をくぐってきたひとだったのでしょう。
そのなかの一人の女性代表が、あなたを仰いで泣いたといわれています。 その女性代表はあなたについて多くを知っているはずはないのですが、あなたの風貌と容姿をみて、あなたのすべてと、あなたの志、さらには人の生涯の尊さというものがわかったのです。
殷という中国におけるはるかな古代、殷の人々の信仰の中に、旅人の死を悼む風習があったといわれています。 旅人はいずれの場合でも行き先という目的をもったひとびとです。
死せる旅人はそこへゆくことなく、地上に心を残したひとであります。、
殷の人々はそういう旅人の魂を厚く祀りました。 この古代信仰は日本も古くから共有していて、たとえば「残念様信仰」というかたちで、むかしからいまにいたるまで、私どもの心に棲んでいます。
ふつう、旅人の目的は、その人個人の目的でしかありませんが、それでも、かれらは、残念、念を残すのです。
あなたの目的は、あなた個人のものでなく、私ども日本人、もしくはアジア人、さらにいえば人類のたれもに、共通する志というものでした。
あなたは、そういう私どものために、志をもちました。 そして、途半ばにして天に昇ったのです。 その無念さが、あなたの大きさに覆われている私どもの心を打ち、かつ慄えさせ、そしてここに立たせるのです。
さらに私どもがここに立つもう一つのわけは、あなたを悼むとともに、あなたが、世界じゅうの青春をたえまなく鼓舞しつづけていることに、よろこびをおぼえるからでもあります。

「志を持て」

たとえ中道で斃れようとも、志をもつことがいかにすばらしいかを、あなたは、世界中の若者に、ここに立ちつづけることによって、無言で諭しつづけているのです。
きょうここに集まった人々は、百年後には、もう地上にいないでしょう。 あなただけはここにいます。
百年後の青春たちへも、どうかよろしく、というのが、今日ここに集まっているひとびとの願いなのです。
私の願いでもあります。
最後にささやかなことを祈ります。 この場所のことです。 あなたをとりまく桂浜の松も、松をわたる松籟の音も、あるいは岸うつ波の音も、人類とともに永遠でありますことを。




語録の道

考堂の見学を一通り終えた後、考堂の裏手にある「語録の道」を散策しました。
語録の道には、土佐の生んだ偉大な先人達の言葉が石碑に刻まれ、100~200m間隔で建っていました。
間隔が長いのは、語録を読んで考える時間を取るためだと思います。
その中の三碑をアップしますね。


武市半平太 岩崎弥太郎

左の石碑は武市瑞山獄中詩です。
 花は清香に依って愛せられ
 人は仁義を以って栄ゆ
 幽囚、何ぞ恥ずべき
 只赤心の明あり


右は岩崎弥太郎の「妙見山上の誓」です。
 男子 志成らずんば 再びこの山に登らじ


船中八策

語録の道の一番奥には坂本龍馬船中八策がありました。
船中八策は慶応3年(1867)に坂本竜馬が起草した新国家構想で、朝廷への政権奉還、二院制議会の設置、外国との不平等条約の改定、憲法の制定などの8か条からなっています。
後にこの構想は、大政奉還、明治政府の五箇条の御誓文となって引き継がれました。
龍馬の先見の明にはただただ驚かされます。

自然に囲まれた考える村は、野鳥や野草を見ながらゆっくりと思考にふける絶好の場所です。
皆さんもぜひ行って、身体と頭脳をリフレッシュしてみては(^^)



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